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X JAPANの至高にして最強のベスト楽曲「ART OF LIFE」レビュー

こんにちは/こんばんは!

showrrotです。

 

ブログを継続するぞ!と目標を立てておきながら、早速日にちが空いてしまいました(笑)

過ぎたことは綺麗に忘れて、今日から継続していきたいと思います。

 

さて、今日の話題。

それは音楽です。

 

僕には人に誇れるような技能や特技はほとんど無いのですが、人より時間をかけてきたなと自分で思えることが音楽を聴くこと。最初はB'z、LED ZEPPELINの2グループにハマり、そこからたくさんの音楽(主にロック系だがクラシックも好き)を聴くようになりました。おそらく最低でも10,000曲は聴いてきたんじゃないでしょうか(アルバム1枚10曲を1,000枚の計算)。

 

その中で、腰が抜けて目から鱗が落ちて心臓が口から飛び出るほど(←要するにものすごくw)感銘を受けた曲が2曲あります。それがLED ZEPPELINの「Stairway To Heaven(天国への階段)」と、今回レビューするX JAPANの「ART OF LIFE」です。この2曲に共通して、僕は何度も何度も聞いたため英語の歌詞にも関わらず(そして英語がことさら得意というわけでも全然無いのに)歌詞を覚えています。

 

X JAPANは、説明するまでも無い有名バンドでしょう。1997年に一度は解散しますが、2007年から2018年現在まで活躍している大物ロックバンドであります。

 

僕のART OF LIFEとの出会いは「FAN'S SELECTION」という今では入手困難な2枚組ベストアルバムでした。今からお聞きになる方は、最新リマスタリングされている「THE WORLD」というベストをオススメします(オリジナルアルバムよりベストアルバムが多いバンドでもあります笑)

 

この曲を最初に聴いた時は本当に衝撃でした。29分もあるのに全く長いと感じなかったからです。FAN’S SELECTIONのDISC1の最後6曲目だったと記憶していますが、紅、Silent Jealousyと人気曲が続く中でDISCの最後に現れる桁違いの強さのラスボスのようだと思っていました。補足すると、そのアルバムは他にもTears、Forever LoveDAHLIAなどのおなじみのナンバーを収録しており、ART OF LIFE以外がインパクトに欠けるということでは決してありません。

 

ART OF LIFEを聞き始めると、まず出会う言葉が「Desert Rose」。直訳すると「砂漠のバラ」。こんな言葉から始まる歌は他にはまずないでしょう(笑)

最初の4分くらいは序章となり、I've been roaming to find myselfという文章が示すように、(長い道のりを)ここまでさまよいながら歩んできた、という感覚を受ける曲調のように僕には思えます。

 

その後はドラムとベースとギターが入ってきて本編になり(余談ですが、初疲労となる93年のReturnsの12/30の映像を見ると、この序章が終わったあとに観客の間に「序章だけかな、それともぶっ通しでやるのかな」という緊張感が走り、そんな中で本編の楽器隊の音が入ってくると狂喜乱舞するような歓声を上げるというシーンを見ることができます)、本編はYOSHIKIさん作曲ではお得意のツーバス疾走&ハイトーンボーカル&バッキングギター&音控えめベースという構成になっています。4分~15分くらいまでが本編の第一部になるのですが、あまりに綺麗で流れるようなメロディーと展開の早さのために全く飽きることがありません。また、ここではI believe~から始まる大サビが2回登場し、大サビでは疾走系ではないゆっくりとした速さになりますがそれが逆に印象に残る構成だと思います。

 

それが終わると10分以上に及ぶYOSHIKIさんのピアノソロです。ここは、、、体をゆだねて感じ取ってください(笑)

本作で最も評価が別れるポイントです。個人的には、好意的な評価も否定的な評価もあれど、この部分が無いとART OF LIFEではないと断言できます。なぜなら、YOSHIKIさんの心の動きをもっとも表現している部分だからです。音を聞いているだけで、彼の心の動きや叫びを感じることができます。途中で荒ぶるけど、最後には落ち着いてくる感じ。ただ、時間的に長いと感じることもあるのも事実です(笑)

 

その後24分~最後までは、もう一度4分~15分のところと同じようなバンドパートになります。93年の12/30のReturnsではHIDEさんもTOSHIさんも部分的にミスをして、12/31に完璧に演奏して「伝説」となったいわくつきの部分です。こちらの最後の部分の方が、HIDEさんのギターに動きがあります。HIDEさんパートはあまり他では聞かないようなメロディーをこの最終章では奏でています。このギターのメロディーが僕は好きです。ピアノソロでやや疲れた耳をリフレッシュしてくれます(笑)

そして3回目の大サビに突入して終了となるわけですが、ラストの大サビにはピアノも参加しています。これはなぜなんでしょうか?やっぱり、大団円というか、最後は楽器たち全員を参加させたいということなんでしょうか?

大サビは1回目より2回目、2回目より3回目とテンポが遅くなっていきます。最後の大サビははっきりと遅くなっていることが分かるほど楽器陣のタメ時間が顕著で、最後だからこそ一音ずつを真剣に表現していることが伝わってきます。そして、TOSHIさんの歌声でフィニッシュとなります。

 

この曲は本当に何度も聴きました。この曲を聴くのが毎日の学校帰りの楽しみでした。綺麗なメロディーや楽器陣のすごさももちろんですが、一番感じるのはこの曲からは人生の覚悟というかコミットが伝わってくることです。自分も、何かの分野で覚悟して腹をくくって成功しようと思わせてくれる曲でもあります。

 

あと、余談ですが93年に発売されたART OF LIFEのCD、僕も持っていますしたまに中古屋さんでも見かけますが、裏ジャケットの5人の写真でPATAさんだけが妙に浮いてますよね。メイク薄すぎ!!みたいな(笑)他のメンバーと合わせないのかよ、と思ってました。ブックレットの中では、ギターを弾きながらなぜか手が血に染まってるし(笑)

血と薔薇が正義だったんですね、きっと。