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STAIRWAY TO HEAVENを聞きたくなるレビュー(LED ZEPPELIN)

こんにちは/こんばんは。

Showrrotです。

 

巷ではQUEENボヘミアン・ラプソディーなる映画が大流行です。僕はまだ見に行っていないのですが、音楽ファンとしてぜひ見に行かねばと思っています。2018年のクリスマスは1人で映画になりそうな予感です(笑)

 

さて今回の話題。

それは、僕がこれまでの人生で1万曲くらい(?)聞いてきた音楽のなかで多大なる感銘を受けた2曲のうちの1曲、LED ZEPPELINのSTAIRWAY TO HEAVENについてレビューしたいと思います(もう1曲、X JAPANART OF LIFEについても以前にレビューしているのでご興味のある方はのぞいてみてください^^)。

 

LED ZEPPELINといえば、ロバート・プラント(Vo)のハイトーンボーカル、ジミー・ペイジ(Gu)の超絶プロデュース力と個性的なギターフレーズ、ジョン・ボーナム(Dr)のかなりクセがあって強力なドラミング、そして多彩なジョン・ポール・ジョーンズ(Ba)のそれらを全て受け止めるベースとオルガンというまさに伝説のバンド。一般的には彼らはハードロックバンドとしてくくられることが多いですが、このSTAIRWAY TO HEAVENを聞くとそのカテゴライズではくくりきれないほどの器の広いバンドだということが分かります。

 

このSTAIRWAY TO HEAVENという曲はあまりにも偉大すぎて、曲にまつわるエピソードが一人歩きしている感もあります。かの名指揮者カラヤンが「私でも全く同じアレンジをする」とおっしゃったとか、ギターショップではこの曲の冒頭とDEEP PURPLEのSmoke On The Waterのリフの部分を試し弾きするのを禁止したとか、云々。

でも今回は、純粋にこのSTAIRWAY TO HEAVENを聞いて僕が感じることをお伝えし、そしてこのブログを見てくださった方が少しでも聞いてみたいと思えるようなレビューを目指そうと思います。

 

まず曲をスタートさせるとペイジが奏でる物哀しいギターのフレーズ。そこにプラントの心をこめた丁寧な歌が乗ってきます。彼は当時としてはかなりぶっ飛んだハイトーンボーカルで人気を博すのですが、この曲の冒頭では静かな立ち上がり。

冒頭部分を聴いていると、その静かでさびしげなメロディーから、森の中とか山の中とかのような雄大な自然のなかで、スズメやツバメが時たま鳴くのを聞きながら自分1人でいるような気がしてきます(←かなり感覚的)。

まだ、ベースやドラムは参加してきません。

 

冒頭部分と同じような静かで物寂しい雰囲気のまま、何回か同じメロディーが繰り返されます。しかし、(有名な話ですが)少しずつ少しずつ音量が上がっていきます。だんだん盛り上がっていくわけですね。

 

そしてはじめから終わりまで曲を通して何回も出てくるAnd she's buying the stairway to heavenという一文にも触れないわけには行きません。僕は初めのころは、「彼女の死期が近づいている」というような意味で解釈していたのですが、最近は「彼女は悟りを開こうとしている」という意味ではないかなと思えてくるようになりました(←当たっているか間違っているかは分かりません。あくまで個人的な感想です)。宗教的、哲学的な香りがするこの歌からは、「無」に近いような境地に至る幸せという意味でstairway to heavenという言葉を使っているように思えるからです。

 

そしてメロディーが変わるところから、ベースとドラムも登場してきます。相変わらずボーナムのドラムは重たいというか強力な音がします。メロディーは変わりドラムとベースも合流しているのですが、冒頭部分と同じような雰囲気があります。このあたりは、ペイジのアレンジの妙なのでしょう。

 

そして、5分30秒付近のやや臭いメロディー(分かる人分かってくださいww)から、曲は一気に急展開。これまでの雰囲気とは異なり、どちらかというとお涙頂戴のようなエモーショナルなギターソロに突入します。このギターソロ、何回聞いても飽きません。つくづく、彼らイギリス人と我々日本人は同じ島国同士で似たような感覚を持っているのではないかという気分にさせられます。

 

そのギターソロが終わると、この曲で唯一の大サビへ。ここはプラントのハイトーンボーカルが堪能できる箇所でもあります。唯一のサビらしく、かなり壮大でしかも一度聴いたら忘れられないメロディーです。

歌詞はかなり抽象的なことを歌っており、正直何を意図しているのか分からない部分もありますが、「stairway to heaven」を買うのは実は「彼女」だけではなく、「みんな」なのではないかと僕は解釈しています。この曲の歌詞は本当に難しく、「me(I)」「she」「you」が誰なのかを考えることが理解への近道なのではないかと思っています。曲の後半から大サビにかけて、youが使われる回数が増えてくることからstairway to heavenがsheだけの問題ではないと僕は思っているわけです。

 

とまあ、こうして壮大な大サビを経て、曲はエンディングへ。最後に決め台詞「And she's buying the stairway to heaven」で締めくくられます。ちょうど8分間の大作。まさに芸術で、僕はこの曲を初めて聴いた時は(まだ中学生でしたが)あっと息を呑む感覚でした。今でもそれを覚えています。

 

ぜひ、まだ聴いていない貴方は、LED ZEPPELINの4枚目のアルバムを手にとって、STAIRWAY TO HEAVENを聴いてみてください。絶対に損はさせません!!

 

長文にお付き合いくださりありがとうございました。